【美容部員はこんな仕事】どうやってなるの?女の世界は怖い?美容部員のスケジュール例

店頭で、仲良くなったお客様によく聞かれたことがあります。
私は、18歳の頃に化粧品会社に美容部員として就職しました。
そこから最初のブランドは退社。次に、就職したメーカーで10年勤めました。
今回は、そんな美容部員時代によく聞かれていた「仕事について」書いていきたいと思います。
美容部員にどうやってなるの?
結論からいうと、私は行かなくても大丈夫だと思います。
学校で勉強すると、肌の知識もメイク技術も教えてくれます。何より人の顔にふれることに慣れています。入社しても肌の専門用語や、成分の名前など、抵抗なく覚えることができるのではないでしょうか。
ただ、未経験で入社してもしっかりとした教育がありました。
内容はこんな感じでした。
- 皮膚の基礎知識
- そのメーカーの商品の勉強
- メイクの技術、知識
- マッサージの仕方
- 販売のロールプレイング
私が入社した会社は、入社してすぐ本社での新人教育がありました。2週間泊まり込みで、みっちり勉強・・・。正直キツかったです・・。
その後、先輩に教えてもらいながら、どんどん実践していきます。そして、約1年後に新人教育と同じメンバーで集まり勉強会がありました。
その頃には、どの子が学校を卒業していたか忘れるくらい、メイクの技術も知識も差はなかったように思います。
他にも、各支店ごとに新商品や技術について学部こともあるし、店頭で直に先輩に教えてもらうこともあります。
未経験の場合、最初は差を感じるかもしれません。ただ、1年もすると学校を卒業しているかいないかは、関係なくなって来るように思います。
美容部員のお仕事について
では、次は美容部員の仕事内容や時間などについてみていきましょう。
美容部員の勤務時間
こちらは、勤務先のよって違うことがほとんど。
美容部員の中でも、担当のお店が決まっている美容部員もいれば、毎日違うお店に入店する美容部員もいます。
勤務時間は、10時〜20時のの中の実質8時間でした。
百貨店勤務の方は、9時〜20時くらいの間で、早番と遅番に分かれて入店しているようです。
仕事帰りの方もたくさん来るので、やっぱり夜は遅め。保育園のお迎えは遅くなりますね・・・。
気になる残業量は?
こちらも、お店によって様々。
暇な日や平日はスムーズに変えることも多いので、毎日遅くまで残業しなければいけないとうことはないと思います。
最近は、会社からも残業はあまりしないようにと言われることが多いですよね。
ただ、閉店時間が遅い店では、帰る直前にお客様が来ることも。そこからタッチアップして、発注業務をしていると遅くなります。
接客業あるあるですね。
決して残業が一切残業なしとは言えませんが、会社も残業はなくそうと取り組んでいたので、ブラックとかではなかったです。
女性の職場はいじめがある?
私はたまたまイジメもなく、先輩からも正当な理由でしか叱られたことはありません。
でも、やはり怖い人はいるようで、同期入社の子は先輩が怖いからやめたと聞きました。
実際は見ていないのでわかりませんが、きつい方もいるのは事実です。でも、それはどこの職場でも同じですよね。
ただ、女ばかりの職場。ぽろっと話した噂話はすぐに広がります。どんな噂もすぐに広まるので、気をつけて話さないといけません。
女性が集まると悪口や、粗探しはやはり好きなので「いい子なんやけど、〇〇がねぇ・・」とかいう話はよくありました。派閥があっても表面上は仲良しなのであんまり気にならない程度ではないでしょうか。
バリバリ仕事をしている方が多いので、思ったよりさっぱりしている方も多いと思います。
百貨店で働きたい!
美容部員でも、ショッピングセンターや化粧品店勤務や百貨店勤務など色々な働き方があります。
私の就職した場所は、色々なところに店舗があるメーカーでした。私の場合、就職した時から「化粧品店勤務」と決まっていました。
同期の子が、百貨店に行けずに悔しがっていました。
もし百貨店勤務になりたい場合は、面接の時に確認するか、百貨店にしかないブランドに就職する方が間違いないかもしれません。
勤務するうちに、希望を聞かれたりするメーカーもあるかもしれません。
美容部員の1日のスケジュール
[timeline title=”美容部員の1日(例)”]
[ti label=”10:45″ title=”入店”]入店してブラシ、メイク用品、スポンジなどチェック
毎日違うお店の場合もあるので商品やテスターの場所も確認
今日の売り上げ目標、各店の頑張っている活動など確認[/ti]
[ti label=”11:00″ title=”スタート”]隅々までキレイに掃除。埃はもちろん、テスターの開け口までキレイに!
商品が届くので品出し(大量に届くと結構ハード)
お客様が来たらもちろん接客
[/ti]
[ti label=”12:30″ title=”休憩”]時間は色々。12時〜15時の間で交代で行くことが多い
がっつりお化粧直し[/ti]
[ti label=”13:20″ title=”雑用”]接客がメイン。手が空いている時にDMを書き、台帳整理、サンプル整理、お店のミーティング
エステなどの予約があればエステの準備[/ti]
[ti label=”16:30″ title=”夕方休憩”]忙しくなる夕方に向けてしっかりお化粧直し[/ti]
[ti label=”17:00″ title=”混雑時”]平日は一番忙しくなることが多い時間
掃除もしつつ、接客をしやすい環境にしておく[/ti]
[ti label=”18:30″ title=”発注、売上チェック”]今日売れた商品をチェックして発注、
売上の間違いがないか合わせる、掃除[/ti]
[ti label=”19:30″ title=”退店”]お店が閉まるところでは閉店作業[/ti]
[/timeline]
(売り出しの日や土日、お店によってもちろん違うので一例です)
朝は、ゆっくり出勤できます。夜がその分遅めですが、子供産むまでは生活スタイルにあっていて暮らしやすかったです。
- 休憩がしっかりとれていた
- 通勤ラッシュに無縁(時間がずれているから)
- 暇な時間がなく楽しい
- 時間が遅いので子育てに不向き
- 意外に雑用が多いのに接客メインなので雑用が進まない
- 土日、祝日はなかなか休めない
- 予約制ではないので時間が読めない
その他に・・
自社商品しか使えない?
販売につながるので、仕事中はメイク用品もネイルも自社メーカーをつけます。
でも、他ブランド使うのも勉強だからと色々休みの日に試そう!という感じ。
接客の勉強にもなるし、他者メーカーの勉強にもなるので店頭も行ってみましょうと言われていました。
気になる給料は?
正直、全体的に決して高くはないと思っています。
でも、仕事の楽しさと時間や休日の数などを考えると、私は不服ではなかったです。
むしろ、思ったよりボーナスある!!みたいな感じでした。
美容部員の中でも出世したり、営業職などにつくと給料が上がるようです。
メーカーによっては、雇用形態が正社員、契約社員など違いもあります。
その辺はチェックしといた方がいいと思います。
試験にうかると正社員になれるメーカーもあったり、契約社員しか選択肢がないメーカーもあります。
まとめ
美容部員、すごく楽しい仕事です。
ノルマもあるし、立ちっぱなしで足痛いけど「あれ良かったよ!!」と言われた時の嬉しさはたまりません。
化粧品好きな人はもちろん、人をキレイにするのが好きな方にはおすすめです。